A Taste of Wharton MBA - ウォートン留学記

~商社、NPOからMBAへ。アラサー女子のウォートン留学生活ブログ~

ウォートンのリソース - U-Pennのカリキュラム

ウォートン生活も早くも1/4が過ぎ去り、1年目も後半戦に突入している。

 

最初のセメスター(1年が秋、春の2セメスターで構成される)は授業とソーシャル活動に慌ただしく、このブログも閑散としてしまった。

したがってMBA生活もろくに紹介できていないところだが、ややスキップをしてウォートンMBA外のリソースについて紹介してみたい。

 

私自身、私費でもあり1年制のヨーロッパのMBAとも迷ったが、カリキュラムの豊富さという理由もありウォートンを選択した。今になってそれは間違っていなかったと感じる。

 

ウォートン生は卒業に必要な19cu(credit unit=単位のこと)のうち4cuまでウォートン外のカリキュラムをとることができる。

そもそも、ウォートンはUniversity of Pennsylvania(Pennと略される)という総合私立大学の経営学大学院という位置づけであって、Pennはアメリカ東海岸名門校アイビーリーグに所属する有名校だ。全米でもトップの研究費を持つ医学研究や看護学をはじめとして工学、教養学部といった学部、そして法律学、教育学など幅広い大学院をもつ。

こういったバラエティに富むPennの授業にもアクセスできる(受講にあたり必修要件がある科目もあるが)のはウォートンが提供してくれる貴重なリソースの一つだ。

 

 ▼ここからどんな科目があるかを見てもらえる

 Academics | University of Pennsylvania

 

私はこの秋タームからPenn Design school, City PlanningのEconomic developmentの授業を受講している。トピック上ビジネスにも近いテーマなのだが、City planningの大学院生の視点を新鮮に感じることが多い。ウォートンにいると、企業側の目線や経済合理性の話になることが多いが、このクラスでは雇用創出や格差、コミュニティ創造という視点の発言/質問が多い。

前職の非営利組織では、新興国で貧困解決に取り組む団体との関りが多かったため、自分にとっては親近感がわく一方、MBAの環境に身を置くと企業にとっての経済合理性があるのか、競争原理は働くのかといったことも気になってしまう。

どちらが正しいというのではなく、どちらの視点も必要なのだと思えたことは一つの収穫かもしれない。

 

また、実はウォートンというと厳密にはundergrad(学部)とgraduate(=MBA,大学院)の2種類あり、科目によって、一方の学生のみor どちらも対象にしたクラスがある。

例えば、現在受講しているNations, Politics and Marketsというマクロ経済系の授業はどちらの学生でも受講できるクラスであり、undergrad, MBAさらにはLow schoolや交換留学生の学生がおり多様性が高い。授業自体、各国の経済成長と金融・財政政策、自由貿易、為替といったトピックを歴史ごと、そして地域ごとにみていくため、スペインやギリシャの財政状況、中国の為替政策、日本の金利政策、そしてまさにトランプ政権がリアルタイムで進めている貿易政策などを、スペイン人、中国人、そしてアメリカの財務省で働いていた学生がいる中で進めていくためダイナミックで興味深い。

 

私の周りでも、統計のクラスを受講してみたり、イスラム金融の授業に出てみたり、プログラミングの授業を受講したりとウォートン外のリソースを活用している人は多い。

選択肢が多いと選択が難しいという難点もあるが(笑)、知的好奇心を満たしてくれること間違いなしだろう。

フィラデルフィアという場所

せっかくの2年間の留学生活、どんなところに住むかは一つの重要なポイントだろう。

 

留学してすぐは比較対象もなかったが、このサンクスギビング休暇でボストンやロンドン、バルセロナなど他のスクールにいる友人を訪問する機会があったので、

改めてフィラデルフィアという都市について紹介してみたい。

 

まずは基礎情報から。

フィラデルフィアはアメリカ東海岸、ペンシルベニア州の最大都市であり、全米第5位の人口を有する。

ピンとこない方には、ニューヨークとワシントンD.Cの間にある、と言うと、へー、とある程度どこに位置するかイメージしていただける。

市街中心部は両脇を川に囲まれた比較的小さなエリアに広がる。

ペンシルベニア大学のほか、ドレクセル大学、テンプル大学など多くの大学が位置する学術都市でもある。

また、歴史も深い。1776年、この地に当時13の植民地の代表が集まりイギリスからの独立宣言に署名された。その後合衆国憲法も制定され、アメリカにとっては重要な意味を持つ場所である。

今でも市内にある、インディペンデンス国立歴史公園には独立宣言の際に鳴らされた、自由の鐘や、独立記念館などがあり日々多くの観光客が訪れる。

 

 

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そんなフィラデルフィアで学ぶにあたっての

①良いところ

②イマイチなところ

をあげてみたい。

 

 

①良いところ

●歴史と文化がある。上述した通り、歴史的な見どころが多くある。また、文化面でも、フィラデルフィア美術館やバーンズコレクションといった芸術品、フランクリン科学博物館やロッキーステップ、フィラデルフィアオーケストラなど全米でも有数の美術館、オーケストラがすぐそばにあり学割がきくところも多い。

●小さい街だが、レストランや買い物できるお店が一通りそろっている。ニューヨークにはかなわないが、レストランも日本食含め一通りあり、洋服やコスメなども歩いて回れる距離に集中しており便利。

●一方で、ニューヨークやワシントンD.Cといった大きな都市にも近い。ニューヨークは電車で1.5時間、車で2時間強程度で行ける。

●これは、MBA留学生としての視点だが、

 ニューヨーク、ロンドンなど大都市にある学校に比べて、比較的限られたエリアに皆引っ越してきて住んでいる同士なので、身の回りのことについて相談したり、休日ごはんしたりお茶したりと気軽に会うことができる。休日もグループワークをしたり出かけたりも比較的スムーズに予定が合わせられる。

その一方、より小さい街にある学校に比べて、大都市へのアクセスもあり就活上、エンターテイメント上も活動を広げることができる。

 

②イマイチなところ

●エリアによってはやや荒んだ雰囲気がある。例えばボストンなどに比べると、やや大衆感あふれるエリアもある。ある意味アメリカの格差社会を実感するにはいい場所かもしれないが。。市内の一定エリア内にいるには問題ないが、郊外に行くと治安がよろしくない場所もある(ほとんど行く機会ないですが)。

●交通の便が中途半端

上述の通り、よい側面もあるが、東京との直行フライトがなかったり、海外に行く際にも乗り換えが必要だったり、まあ大都市に比べるとちょっと不便ではある。

●寒い

アメリカの東海岸では避けられない部分だが、冬はマイナスの世界。温暖育ちの私に耐えられるのかやや不安。

 

 

これはより局所的な話ですが、

ペンシルベニア大学のキャンパスは趣があって綺麗。大学が独自に警察も持っており、24時間警備が行き届いていて安心して過ごせる。

授業がある平日は、キャンパスと住居のある市街地(徒歩30分くらいの距離)を行き来する生活なので、行動範囲は限られてくるのが実情。

大部分の時間を過ごすキャンパスとその周辺、また居住地である市街地がある程度快適であることが重要かなーと思う。

 

▼ペンシルベニア大学キャンパス

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▼大学周辺の風景

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▼観光スポットの一つでもあるReading Terminal Marketでは新鮮な野菜果物が手に入る

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受験準備- インタビュー編

成績証明書、テストスコア、レジュメとエッセー、そして推薦状の送付確認が済んで、やっと出願!

この日を終えると一気に力が抜ける。

 

そして、喜びも束の間、通知待ちという長い時間が始まる。。。

学校にもよるが約1ヵ月強の待ち時間、通知が来たかどうか周りの様子も気になりながらソワソワする日々。

 

ただ、結果を待ちながらもインタビューという第二次関門の用意をしなければならないのが現実。来るのかわからないinvitationを待ちながら準備するという微妙な時間がとても嫌だったのを覚えている。

 

私の場合、他に出願していた学校から早めにインタビュー案内が来たため、1対1の面接練習をしていたら、追ってウォートンからの通知をもらい、Team Based Discussion(TBD、ウォートン特有のグループインタビュー)の準備を始めた。

 

面接官と1対1の面接

  • 聞かれるであろうトピック(自己紹介、why MBA、リーダーシップ経験などなど)に対して、簡潔に(1分、長くて2分くらい)答えられる練習をした。
  • すでに日本に帰国していたため、エドのインタビューprepセッションを活用して、質問に対する答えを用意。そして、そこで知り合った受験仲間と一緒に模擬インタビューを何度か行った。渋谷の喫茶店で堂々と志望動機 in Englishを語る度胸がついた笑。フィードバックをもらうのも大事だが、面接官役をしてみて学びことも多かったのでBuddyを見つけて練習するのは有効だと思う。
  • 家では、PCで自分をビデオ撮影しての練習もちょっとやった。これも気づきが多いのでお勧め。

 

ウォートンのTBD

  • TBDへのinvitationをもらうくらいのタイミングで、お題も一緒に知らされる。
  • 6名1チーム。私は東京で受けたため、全員日本人だった。スロットが足りず海外で受けることになったり、日本在住の外国人と一緒になることもよくある様子。
  • TBDは、冒頭簡単な自己紹介をそれぞれしたのち、お題についてチームで議論して結論を出し、最後に簡単にプレゼンテーションを行うというもの。
  • ウォートンのアドミッション(アメリカ人の女性だった)が1名横で議論の様子を見ており、TBDの後にそれぞれ1対1で5-10分程度の簡単なインタビューが行われる。ちなみに、私の場合はあまり固いこと聞かれず、インドとソーシャルインパクトという共通関心の話題で終わった。
  • ウォートンはチームワーク、コラボレーションを非常に重視する学校。入学しても、ラーニングチームというまさに6名のチームで必修科目のグループワークを行う。そこできちんと貢献できる人かを見ているのだろうと思う。
  • 個人的に、仕事をチームで議論しながら進めていくことがとても多かったので、こういった環境は慣れていた。したがって、比較的冷静に全体を見れたので、チームでこぼれている部分を拾いに行った(時間管理や話していない人の巻き込み等)。逆に、気をつけたことは、自分のvalue propositionをはっきりさせる(NPOにいたので、ソーシャルインパクト系のエリアでは貢献できる、など)こと、ウォートンについて予習してから臨む(どんなClubがあるか、アラムナイがいるかなど)というところ。

 

 

今振り返ってみても、長い道のりだったと思う。

合格通知をもらった時は、喜びもさることながら安堵感とやっと終わったという力尽きた感が大きかった。

私はすべて2nd roundで出願していたため、すべての学校の結果がこのタイミングで分かった。不合格になったところもあり、心境的にもアップダウンある時期である。とはいえ細々とでも走り続けなければいけず、MBA受験はマラソンのようだった。

だが、独学でテスト準備をし、海外でエッセーを書いていた私にとって、インタビュー準備のプロセスは他の受験生と知り合えた貴重な機会でもあった。こういった仲間がいたことで走りきることができたのかもしれない。

 

受験準備- エッセー編

さて、エッセーはMBA出願、最後の関門である。

スコアが出るテストと異なりエッセーは明確な終わりがないし、時間をかければかけるほど(方向性が間違っていなければ)よいものができる。

とはいえ、「出願できるレベル」というのは存在すると思われるので、そこまで時間内に持っていけるかが勝負となる。

 

また、エッセーはこれまでの自分との対話であり、未来の自分のプロジェクションである。どこまで深くやるかはあるにせよ、個人的にこのプロセスは過去の整理と自分の価値観の自覚という意味で有意義なプロセスだった(その分大変でもあったが。。)。

 

1) プロセスとタイムライン

  • テストスコアが出てからの3-4ヵ月で合計6校分のエッセーを書いた。また、推薦者に依頼する推薦状の大まかな内容についても同じ時期に考えていた。6校のうち1校は公共政策大学院だったため、毛色がややことなり、その分時間が余計にかかった気もするが、結果としてちょうどよい期間の長さだったと思う。ただ、この期間仕事の都合でインド赴任が挟まり、新しくなかなかサバイバル度が高い現地生活の中、集中できる時間を確保することに苦労した。締切の早かった公共政策大学院のほうのエッセーにかかりっきりでMBAのエッセーは最後の1ヵ月で仕上げたため、年末年始は寝る時間以外はずっとエッセーを書いていた。
  • 全体として、以下のプロセスをだどった:カウンセラー探し→出願に十分なスコアが出そろう→キャンパスビジット→出願校の決定→エッセーのネタだし/推薦状のネタを推薦者と確認→エッセー作成&カウンセラーのコメントをもとに書き直し&ネット上での情報収集。タイムマネジメントはクリティカル。

2) エッセー作成にあたって

カウンセラー

  • そもそもカウンセラーは必要なのか?学部時代に留学するなどしてエッセーを書いたことがあるのであれば別だが、初めてであればカウンセラーをつけたほうが安心ではないかと思う。私の場合、留学経験もなく語学的にもバックアップが必要だったので迷いはなかった。
  • カウンセラー選びに際しては何人かと初回相談を行った。結局江戸義塾にお願いすることになったが、エドはカウンセリング時に指摘する点がとても論理的かつ本質的だと感じたところ(信頼できると思った)、また料金体系もこちらの努力次第で抑えられるというところで決めた。また、人柄も好きだった。結果、よかったと思う。ただ、近年特に人気のようなので早めにお願いをしないと枠が埋まってしまうようだ。
  • エドは放任スタイルなので、積極的にコンテンツについてアドバイスはくれない。ここをもっと膨らませたほうがいいとか、こういう要素がもっと必要などとは言ってくれるが、その分自分で考えないといけないのでためになったが楽ではなかった笑。ただ、これまでの経験と多くのアプリカントを持っているため、学校ごとの傾向やアプリカント全体の傾向を知っていて貴重な情報となった。

エッセーのポイント

  • エッセーにおいても重要なのは、質問の意図を十分に考え理解すること。学校側は主に①このアプリカントは将来成功するポテンシャルがあるか?②他の生徒の学びに貢献してくれるか?、というポイントを見てくる。飾り立てる必要はないがこの点について説得力のある過去のエピソードを用意できることが重要だと思われる。
  • それぞれの質問の意図を理解することが重要。ここは、Vinceというカウンセラーのブログや海外のカウンセラーのブログなどが役に立った。また、F1 GMAT 

    F1GMAT - GMAT Preparation, Business School Research, MBA Application Help and MBA Info Sessions

    というオンライン上で購入できるエッセーガイドラインがあり、これもよい情報源となった。
  • また、どういった表現の仕方を知るという意味で、以下の本も参照した。
  • 65 Successful Harvard Business School Application Essays: With Analysis by the Staff of the Harbus, the Harvard Business School Newspaper
  • 50 Successful Stanford Application Essays: Get into Stanford and Other Top Colleges
  • どういった内容を入れるかについて、大まかには自分に影響を与えた経験(自分の価値観が出るところ)、自分が残したインパクト(リーダーシップやチームワーク経験にあたるもの)を中心に書いた。ただ、リーダーシップやチームワークといってもまだ漠然としているため、より要素分解していくには、StanfordのLeadership Bahavior Gridという、評価基準が参考になった。
  • ウォートンのエッセーは、"What do you hope to gain both personally and professionally from the Wharton MBA?" "(optional essay) Please highlight any additional information that you would like the Admissions Committee to know about your candidacy?"という2問であった。1問目はなるべく具体性を持たせるようにカリキュラムやウォートンのカルチャーを入れ込み、2問目は自分がどうウォートンコミュニティに貢献できるかを強調した。学校説明会やキャンパスビジットなどの情報がここでいきてくることとなった。

 

ある記事によると、人は文章を書くモードに入るのに30分かかるという。実際振り返ってみても、エッセーを「書く」ためには集中できる空間とまとまった時間を確保するのが大事だと感じた。同時に、集中モードから解放されている移動など細切れの時間に、このエッセーを読んだ人はどういう印象を受けるか、と客観視してみるのも大事かもしれない。きついプロセスだが、ここで後悔のないようにしておけば、あとは人事を尽くして天命を待つのみである。

受験準備- GMAT編

さて、MBA受験と言えばGMAT。私も苦しんだがここを超えればだいぶ道が拓けてくる。

 

1) バックグラウンドとスコア

  • 国立文系大学出身だが、小中受験はしておらず、かつ高校も推薦で入学。もともと数学があまり得意ではなく大学受験勉強で苦労したタイプ。
  • 初回受験時のスコアは 610 (V26, Q48)、、ちーん。最終出願スコアはなんとか700代の、710 (V35, Q50, IR 6, AWA 4.5)。

2) 対策の方針とポイント

  • MBA受験を考えてはやめたことが何度かあったため、勉強もとぎれとぎれになってしまったが、振り返ってみると短期集中型の勉強が向いているテストだと思う。
  • 最初に出願を考えたタイミングでAGOSのGMAT Verbalコースに通った(40万円くらいだったかと)。ただ予備校が肌に合わなかったのか、その後あまり点数が上がらず、かつ上がらない理由もよくわからなかった。AGOSの授業はよいものの、若干テクニック論に偏っているところもあり、その後頼ることになったManhattanというアメリカで主流のテキストのほうがなぜそうなるのか、の部分がしっかり説明されていて応用が利く知識となった。
  • 私の場合、予備校に通い問題を解く→点数が伸びず悩む→ネット上でインド人の受験生が書いたと思われるブログ等を読み漁り、対策を研究→参考書をアマゾンで購入しての独学、というプロセスをたどった。もっと効率的にできたのかもしれないが、学びも多いプロセスだった。
  • 最初に知っていれば、と今でも思うのは、そもそもGMATはどういうテストなのかを理解して対策ストラテジーを立てるということ。この点、ManhattanのGMAT roadmapというテキストがとても参考になる。早く知っていればと後悔したのでぜひ読んでみることをお勧めする。GMAT Roadmap (Manhattan Prep GMAT Strategy Guides)

3) 個別パートの対策

Verbal

1. Sentence Correction (SC):

  • ManhattanのGMAT Sentence Correctionが良書。Sentence Correction GMAT Strategy Guide, 6th Edition (Manhattan Prep GMAT Strategy Guides)
  • 参考書としてこれを読んだのちに、Official Guideを解く。1問30-60秒で解けるようになるまで練習を繰り返す。加えて、正解以外の選択肢がなぜ間違っているのかをわかったうえで正解を選べているかを自分でチェックすることが大事だと感じた。そこまでの理解度でやっと合格圏内の点数に到達できる。
  • AGOSのテキストも参考になったが、最終的に最も上記のような理解に到達させてくれたのはManhattanのテキストだった。

2. Critical Reasoning (CR):

  • GMAT Critical Reasoning Bible GMAT Critical Reasoning Bible: A Comprehensive System for Attacking the GMAT Critical Reasoning Questions を参考にした。CRは問題のタイプを識別して、その問題における、前提、結論、根拠を理解できていることが重要だと感じた。問題によってそのうちのどれかが問われることになる。回答の選択肢を読むと前提を結論としてとらえていたりと、選択肢によって混乱させられることも多いので頭の整理が重要。参考書でタイプ別に練習したのち、Official Guide等の練習問題で訓練あるのみ。1問90秒前後でとけるように。

3. Reading Comprehension (RC):

  • 帰国子女ではない日本人の受験者だと上記2つを得点源とし、ここは最低限の点数をとれるようにしておく、という戦略が多いだろう。というのも、明確に点数が上がるテクニックはなく、速読と読解力がものをいうパートだと思うので。
  • Manhattan Reading Comprehension Reading Comprehension GMAT Strategy Guide, 5th Edition (Manhattan Gmat Strategy Guide: Instructional Guide) を参考にしたが、最初の数ページにある読解のコツを読んだくらいで、あまり時間を割かなかった。問題演習の際はOfficial Guideで練習を積んだ。

Quantitative (Quant/Math):

  • 日本人受験者定番のマスアカでまず基礎固め。これをやれば48点まではとれた。ただ、Quantは出題される問題が難しくなっていっているという傾向があり、48点以上をとるのに苦労した。Verbalの35点越えを目指すより、Quantを50点に持っていく方が効率的だと思い、最後はここに時間を費やすこととなった。
  • Official Guideの問題は簡単すぎるものが多いため、ManhattanのAdvanced GMAT Quant GMAT Advanced Quant: 250+ Practice Problems & Bonus Online Resources (Manhattan Prep GMAT Strategy Guides) (English Edition) で対策をした。やや難しすぎる気もしたが、テクニック的なものも知れて役に立った。
  • 私の場合、本番において時間配分が重要になったため、Manhattanのonline practice(Manhattanシリーズを購入すると無料でオンラインの模擬試験が受けられる。問題ごとの所要時間などのデータも見ることができ、Quantに関わらず全体の対策を考えるのに非常に役に立った)で何度も練習した。50~51点を目指すには最初の10問目までがとても重要らしいということ、そして連続して間違えると致命的なのでここには気を使った。

Integrated Reasoning (IR):

  • Verbal, Quantに比べて重要度は劣る。したがって、最小限の準備時間で問題にならない点数をとることを目標にしていた。
  • Official Guideと上述のManhattan online prepで対策。
  • おそらくもっとも重要なのは全問解かず確実に点数をとれる問題をしぼって解くこと。読解は時間がかかるので省き、表の読み取りとCRに似た形式のもののみを解いた。

AWA:

  • 苦手なライティング。TOEFLよりも形式に当てはまりやすいので、テンプレートを用意し、ロジックを考えたらひたすらミス少なく多めに書くことを意識した。
  • テンプレートはAGOSのものを使用。

 

全体を通じて、Official Guide The Official Guide for GMAT Review 2017 with Online Question Bank and Exclusive Video とOfficial online prep、そしてストップウォッチは必須のパートナー。加えて、SCの重要ポイントやイディオムを暗記するためのノートが相棒となった。

 

 

以上、ポイントを絞って書いたが、勉強してもスコアが上がらない(むしろ下がる)時期にはどうしてよいのかわからず辛かった。振り返ると、テストの趣旨、戦略、今の自分の立ち位置とやるべきことがわかると、あとは問題をとく→抜けている点をチェック→参考書に戻るor 問題を解くを繰り返せばよく、前進している感があり精神的には楽になった。そのヒントをくれたのがManhattanであったので、この参考書にはとても感謝している。

予備校を活用するのも手だと思うし、独学がよいと思う人は上記も参考にしてもらえたらと思う。

受験準備- TOEFL編

MBA準備の中でも最も長いお付き合いになるのがTOEFL試験。

どういった対策をしてきたかまとめてみる。

 

1) バックグラウンドと初回&最終スコア

  • 個人的に、もともと英語は得意なほうだったが、帰国子女ではないし、海外経験と言えば3ヵ月アメリカ企業での研修生として勤務、2ヵ月インドで勤務、1ヵ月ケニアでボランティアを除けば旅行のみ。商社時代も外資企業に出向していたものの、日常的に英語を話す環境になったのは最後の半年くらい。その後のNPOでは出張や海外とのテレカンが日常的にあり日々英語を使っていた。
  • 商社時代にMBAに関心をもってとりあえず受けてみた、初TOEFL iBTの点数は、86 (Reading 25/ Listening 21/ Writing 20/ Speaking 20)
  • 最終的に出願した際のスコアは 109 (R 27/ L 28/ W 28/ S 26)

 

2) 全体的な対策の方針とポイント

  • 上記したように、短期集中というよりも途中から業務で英語を使うこともあったためゆるゆると準備を進めていった感がある。そういったこともあって予備校等は部分的な利用を除いてせず独学が中心だった。
  • TOEFLは基礎となる英語力とスコアメイクのためのテクニック(テスト形式になれるという点)の2つのパートがピラミッドの下層と上層になっているテストという印象。英語力の取得は時間がかかるためここが足りない場合は長期戦も覚悟しする必要がある。私の場合はライティングの基礎体力が足りずなかなか点数が上がらず苦労した。
  • テクニックの部分は短期集中して繰り返し練習する、予備校系のサービスを使うと効率的か。私が利用したのは、E4TGというTOEFLスピーキング専門予備校と、葛山のWeb ToeflというオンラインTOEFLライティング添削サービス。

 

3) 個別パートの対策

  1. Listening: Reading 以外のすべてのパートで必要とされるスキルのため、重要。ここが弱いとSpeaking やWritingでもスコアが取れない。私は、下にあげたような参考書を解いたほか、NPR (National Public Radio)やScientific Americaを聞くようにした。アカデミックな単語になれるために、TOEFL Listeningテキストを解き終わったものから、オーディオを携帯に入れて聞き取れない部分がなくなるまで何度も聞いていた。実際の試験では聞き違いやすい単語の意味についての質問など細かい部分も問われることがあったので、精読も重要だと思った。
  2. Reading: 大学受験で量をこなしたパートでもあったので、基礎力はあると踏んで、試験形式の参考書を解いていった。あまり時間をかけなかったら点数がさがっていった。単語力も重要になるパート。ミスのパターンを分析するとよい。単語がわからなかったのか、読み間違えたのか、文脈がとれていなかったのか等。それによって次回以降の練習で取り組むべきポイントが見えてくる。
  3. Speaking: 発音が大きな問題にならない場合は、TOEFLの形式に慣れることが大事。スピーキングと言いながら、要約能力、即座に回答をまとめてプレゼンテーションする瞬発力のようなものも大いに試される。特に1,2問目はネタ構築力も必要なので、E4TGに通ったことは戦略を立てる上で非常に参考になった。自分の回答を録音して聞いてみることは必須。最後は23-24から点数が伸びずに悩んだが、レアジョブで集中的にTOEFLレッスンをしたところ26点獲得。アウトプット系は、とにかく話してアウトプットをもらうというサイクルを繰り返すことが手っ取り早いかもしれない。
  4. Writing: 個人的には最も苦労した。25点からあがらず、かつ理由もわからず参考書複数を試したのちに、葛山のWeb Toeflというオンライン添削サービスを利用。これはコスパがよくスコアアップにつながった。今振り返ってみると、ライティングの基礎体力がそもそもなかったので、書いてフィードバックをもらうというプロセスが足りていなかったのだと思われる。また、ネタにこだわりすぎてしまうところもあり、とにかく書く、困ったときは自分の経験を盛って書いて根拠にする、くらいの心持で書くとよかった。なお、TOEFLのライティングは上級者出ない限り、ある程度フォーマットに沿って書いたほうが良いので、それを理解する意味で、下記の"テストライティング問題100"は最初に見ておくとよい。
  5. その他: 単語力増強は必要。地質学や天文学に使われる単語など特殊なもの(と私は感じたもの)もTOEFLでは頻出だったりする。”TOEFLテスト頻出英単語4000"を使っていたが、巻末の学問分野別の用語集は役に立った。また、発音については比較的良いほうだったので特に対策はしていなかったものの、E4TGに行った際に"th"の発音が弱いと指摘された。これは渡航後にも役に立っていると感じる。アメリカのMBAの場合はネイティブ並みの発音が当たり前で少しでも違うととても目立つ。少しでも渡航前に意識できると一生ものの気づきになると思う。

 4) 使用した参考書

必需品のオフィシャルガイド。

Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM, 4th Edition (Official Guide to the Toefl Ibt)

1. Listening: どちらも役に立った。

TOEFL TEST対策iBTリスニング

TOEFL TESTリスニング完全攻略―Computer‐Based Testing対応

2. Reading:可もなく不可もなくという感じ。ただ他によい参考書見つからず。

TOEFL TEST対策iBTリーディング

3. Speaking: 市販の参考書だとこれがベスト。

TOEFL TEST対策iBTスピーキング

4. Writing: 

まず最初に読むべき:

【CD付】TOEFLテストライティング問題100 改訂版 (TOEFL(R)大戦略) 

演習用に使用: 

TOEFL TEST対策iBTライティング

 

良書だと思うが、ここまで至らず。。:

TOEFLテストライティングの方法―アカデミック・ライティングの基本と応用&Task攻略法 TOEFL iBT対応

5. その他

知らない単語の穴埋めに。

同義語とあわせて覚えるTOEFLテスト頻出英単語4000 (TOEFL iBT Test パーフェクト対策シリーズ)

 

 

あとは、試験会場も環境が整っているところ(個別ブースになっている)とイマイチなところ(会議室みたいなところで隣との距離も近め)があるので、よい会場をとるべく早めに予約することもマイナーであるが大事かもしれない。

自己紹介

ブログへの訪問ありがとうございます!

KANAです。以下、簡単な自己紹介です:

 

沖縄出身、基本姿勢は「なんくるないさ~(なんとかなるさ)」。

2016年夏より、アメリカペンシルベニア州フィラデルフィアのウォートン校にてMBA留学中。

大学卒業後、留学までの道のりは、

 ①総合商社に約4年勤務。モバイル通信(携帯電話)分野における、ビジネス開発、サービスマネジメント、事業会社管理に携わる。

 入社して1年強は事業会社管理というマクロ視点の仕事、その後投資先の会社に出向し、クライアントとサービスづくりという現場での仕事、どちらも経験できた貴重な4年。ここでの経験から、働き方、多様性、そして「何のために(どんな社会を目指して)働くのか」への関心が生まれ、転職へ。

 ②スタートアップに近いNPOに3年勤務。日本の大企業のビジネスパーソンを新興国のNGOに派遣、プロボノ経験を通じてリーダーシップと社会インパクトへの視点をつけてもらう、というプログラムのプロモータ/コーディネータ。ミッション・ビジョンベースで、無から有を生み出す経験が出来たのが最大の学び。インド、インドネシアといったアジア新興国に多く足を運び、現地で活動する社会的起業家から大きな刺激を受け、改めてビジネススキルを磨くべくMBAへ。

 

趣味は、旅行、ランニング、街歩き、美術館めぐり。

好きな色は、赤。