A Taste of Wharton MBA - ウォートン留学記

~商社、NPOからMBAへ。アラサー女子のウォートン留学生活ブログ~

フィラデルフィアという場所

せっかくの2年間の留学生活、どんなところに住むかは一つの重要なポイントだろう。

 

留学してすぐは比較対象もなかったが、このサンクスギビング休暇でボストンやロンドン、バルセロナなど他のスクールにいる友人を訪問する機会があったので、

改めてフィラデルフィアという都市について紹介してみたい。

 

まずは基礎情報から。

フィラデルフィアはアメリカ東海岸、ペンシルベニア州の最大都市であり、全米第5位の人口を有する。

ピンとこない方には、ニューヨークとワシントンD.Cの間にある、と言うと、へー、とある程度どこに位置するかイメージしていただける。

市街中心部は両脇を川に囲まれた比較的小さなエリアに広がる。

ペンシルベニア大学のほか、ドレクセル大学、テンプル大学など多くの大学が位置する学術都市でもある。

また、歴史も深い。1776年、この地に当時13の植民地の代表が集まりイギリスからの独立宣言に署名された。その後合衆国憲法も制定され、アメリカにとっては重要な意味を持つ場所である。

今でも市内にある、インディペンデンス国立歴史公園には独立宣言の際に鳴らされた、自由の鐘や、独立記念館などがあり日々多くの観光客が訪れる。

 

 

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そんなフィラデルフィアで学ぶにあたっての

①良いところ

②イマイチなところ

をあげてみたい。

 

 

①良いところ

●歴史と文化がある。上述した通り、歴史的な見どころが多くある。また、文化面でも、フィラデルフィア美術館やバーンズコレクションといった芸術品、フランクリン科学博物館やロッキーステップ、フィラデルフィアオーケストラなど全米でも有数の美術館、オーケストラがすぐそばにあり学割がきくところも多い。

●小さい街だが、レストランや買い物できるお店が一通りそろっている。ニューヨークにはかなわないが、レストランも日本食含め一通りあり、洋服やコスメなども歩いて回れる距離に集中しており便利。

●一方で、ニューヨークやワシントンD.Cといった大きな都市にも近い。ニューヨークは電車で1.5時間、車で2時間強程度で行ける。

●これは、MBA留学生としての視点だが、

 ニューヨーク、ロンドンなど大都市にある学校に比べて、比較的限られたエリアに皆引っ越してきて住んでいる同士なので、身の回りのことについて相談したり、休日ごはんしたりお茶したりと気軽に会うことができる。休日もグループワークをしたり出かけたりも比較的スムーズに予定が合わせられる。

その一方、より小さい街にある学校に比べて、大都市へのアクセスもあり就活上、エンターテイメント上も活動を広げることができる。

 

②イマイチなところ

●エリアによってはやや荒んだ雰囲気がある。例えばボストンなどに比べると、やや大衆感あふれるエリアもある。ある意味アメリカの格差社会を実感するにはいい場所かもしれないが。。市内の一定エリア内にいるには問題ないが、郊外に行くと治安がよろしくない場所もある(ほとんど行く機会ないですが)。

●交通の便が中途半端

上述の通り、よい側面もあるが、東京との直行フライトがなかったり、海外に行く際にも乗り換えが必要だったり、まあ大都市に比べるとちょっと不便ではある。

●寒い

アメリカの東海岸では避けられない部分だが、冬はマイナスの世界。温暖育ちの私に耐えられるのかやや不安。

 

 

これはより局所的な話ですが、

ペンシルベニア大学のキャンパスは趣があって綺麗。大学が独自に警察も持っており、24時間警備が行き届いていて安心して過ごせる。

授業がある平日は、キャンパスと住居のある市街地(徒歩30分くらいの距離)を行き来する生活なので、行動範囲は限られてくるのが実情。

大部分の時間を過ごすキャンパスとその周辺、また居住地である市街地がある程度快適であることが重要かなーと思う。

 

▼ペンシルベニア大学キャンパス

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▼大学周辺の風景

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▼観光スポットの一つでもあるReading Terminal Marketでは新鮮な野菜果物が手に入る

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