A Taste of Wharton MBA - ウォートン留学記

~商社、NPOからMBAへ。アラサー女子のウォートン留学生活ブログ~

受験準備- エッセー編-2

早いものでMBA2年目の前半が終わろとしており、期末テスト期間も終盤に入った。

 

一方で、MBA 2nd round 受験生にとっては、エッセー作成の佳境を迎えているところだろう。

 

アプリカントの方とお話をする機会が何度かあったので、聞かれたことをここにも記しておきたい。

 

ウォートンの場合は、基本エッセーは2つの質問のみであり、他の学校に比べると軽めである。私もこの時期は複数校のエッセーを並行して書いていたが、特にウォートンのエッセーを見て何がポイントだったのか、(アドミッションに聞いたわけではないので真実はわからないが)自分なりに振り返ったところ、以下の3つではないかと思う。

なお、あくまで一個人の場合の主観に基づいた記述なので、参考程度にとどめていただきたい。また、私費でNPO経験者というウォートン生の中でもかなり少数派なので、その視点から、どう差別化できるかというところに重きを置いているところは断っておく。

 

 

1.自分なりにウォートンの特色を分析し、自分(の求めるもの、提供できるもの)とのフィットをアピールする。学校について収集した情報はなるべく具体的に触れる。

 

ここでのポイントは、学校に関する調査という宿題を行って来たことを伝えること。そのうえで自分がMBAで期待すること、得たいものをウォートンが持っていることを伝えることにある。例えば私の場合は、アントレに関するリソースやソーシャルインパクトに関する活動、ウォートンのカリキュラムなどについて触れた。また、アラムナイや在校生からの話も入れるとさりげなくコミットメントを伝えられるかもしれない(笑)。

 

 

2.自分が誰であるかを理解し、自信をもって表現する。

 

自分の場合は経験がややユニークだと思ったので、自分の経歴や関心がウォートンコミュニティにもプラスになりうる(貢献できる)こと、またその意思があることを伝えた。ウォートンはグループワークも多く、コラボレーティブな姿勢を重視している。また、MBAの学びの重要な一つは周りの学生との交流から生まれるものなので、自分がそこに入って貢献できる、貢献したい、という意思が見えることはアドミッションにとってもポジティブに映るのではないかと思う。

実際にウォートンに入ってから思うのは、やはり周りからの影響は大きいし、ファイナンススクールとのイメージが強いウォートンだが、スタートアップやテック、国際機関、ファミリービジネスなど様々なバックグラウンドを持つ人がそろう。受験を予定されている方のバックグランドがどのようなものであれ、他の学生にとってはその経験から学べるところがあると思うので、自信をもって表現されるのがいいと思う。

 

3.読む人の目を気にする書き方にする。

 

これはどういうことかというと、読んでいて、この人なんか面白いかも、すごそうかも、と思って面接(ウォートンの場合はグループディスカッションですが)に呼んでみたいと思われるかどうか、ということでしょうか。自分でいうのも恥ずかしいですが、過去の経験をおごりではなく自信(誇り?)をもって書いているトーンだとか、私はこの学校に行くべき、という強い意志みたいなものが伝わるかとか。あとは、英語の文章としてスムーズに読めるかどうか、というところなど。私の場合ウォートンの文書は短かったので逆にやりやすかったのかもしれません。

こちらに来てから思うのは、アメリカ人はプレゼンテーションがうまい。みんな自信もって堂々としているし、自分を売り込むのがうまい。日本にいると謙遜して言うのが美徳とされるけど、アメリカ人はみんな1.5倍増しくらいで伝えてくるので、そういうトーンでいくのがいいかと思います(もちろん高慢な感じになるのはNGですが)。

 

 

以上、一例として参考になればいいな。

Good Luck!!!