A Taste of Wharton MBA - ウォートン留学記

~商社、NPOからMBAへ。アラサー女子のウォートン留学生活ブログ~

ウォートンって他のビジネススクールとどう違うの?

「で、ウォートンって他のビジネススクールと比べてどういう特徴があるんですか?」

 

受験関連のくだりでよく聞かれる質問の一つです。

正直、他の学校に通ったことがないからはっきりはわからない、のですが、

私も受験生の時聞いた気もするし、その時にもそんな冷たいこと言わないで、行ってるんだからわかるでしょ、と思った気もするので、ひとまず今の印象を共有しておこうと。

 

・よい学校です。

は?と反応されそうですが笑、ウォートンはいい学校です。

どういうことかというと、ウォートンは日本での知名度はまだ高くないかもしれませんが、アメリカではハーバードやスタンフォードと並ぶ名門スクールです(他の学校の方、すみません)。アメリカ東海岸の名門校グループIvy Leagueにも属しており、いわゆるエリート校として認知されています。私自身が入るときにそこまでウォートンの知名度を理解していなかったからというのもありますが、入ってから、そのブランド力と、教授陣、学生の優秀さには驚きました。またウォートンブランドを背負って社会に出ていく学生が企業の期待外れではいけない、ということもあり、学業面も思ったよりヘビー。ファイナンスやアナリティクスなどの定量的な科目でも有名な学校ですが、これまでトップを走ってきた学生も苦戦するようなカリキュラム。言語の壁も手伝い、私も1年目は受験勉強並みに勉強してた気もします(受験生と違ってソーシャル系のアクティビティにも時間を割いてましたが)。一方で、勉強したらそれだけ知的体力がつく気がしますし、教授陣も学ぶ意欲には多いに答えてくれます。学びに対するリソースは豊富なので、それが一つの目的だった私は結構満足しています。

 

 

・コラボレーティブ

これはウォートンが強調しているポイントでもありますが、周りの学生を見ていて、よくできるけど謙虚で協力的な人が多いと感じます。グループワークであっても、みんなどこで自分が貢献できるかを考るし、力を合わせようとします。また、周りの声に耳を傾けようとする人も多いので、誰かが場を独占するという事態もほとんど起きません。助けてもらったらお返しをする、というマインドを持った人も多く、学業でも就職活動でも助け合う場面は多いです。私も就活中はチームメンバーが宿題の負担を多めに負ってくれたりと助けられました。成績は相対評価なのでみんな周りを気にして頑張るところもありますが、一方で誰かを蹴落として成功しようとする人はいないですし、そういう人は最終的には成功しない、という認識があるような気もします。

 

 

・バランスが取れている

これはよくも悪くもなり得ますが、一つの価値観に染まりすぎないという意味ではいいと思います。歴史的にファイナンススクールであることは、そのカリキュラムが充実していることや、ファイナンスバックグランドの学生が比較的多いことでも表れていますが、一方でテックへの関心がある生徒も多かったり、マネジメントを学びたい学生もいたり、コンサルに行きたい人もいたり。また、時間の使い方も、学業に取り組んだり、パーティ三昧だったり、就活に集中していたりと個人によるところが大きいですが、なんだかんだみんなどれもやっている気がします。

 

 

おまけで、フィラデルフィアという場所も学生同士のつながりを強めています。例えばニューヨークくらい大きな都市だと、皆自分の活動場所とスケジュールがあって休日会うとういことも少ないのではないかと思いますし、逆に学校しかないような小さい町だと、コミュニティがタイトすぎて、ということもあるかもしれませんが、フィラデルフィアは学生同士だいたいの行動範囲が重複するので休日もみんな似たような過ごし方をしていて集まりやすい一方で、ニューヨークなど大きい都市にも日帰りで行けたりとちょうどよいコミュニティの距離感です。

 

 

 

もっと違う視点もある気がしますが、パッと思いついたものを。